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神の領域の解答・記述問題編

神の領域の解答・記述問題編

  • 2023.02.08
  • ブログ

文責 講師 南

塾生の皆さん、こんにちは。

今日は他の受験生と差をつける記述問題のテクニックを紹介してみましょう。

公立高校入試などを控えて、ナーバスになっている諸君も多いことと思いますが、ほかの受験生・ライバルに差をつける記述問題の解答例をいくつか紹介していきますので、今後の参考にしてください。

この問題、よく出題されます。

中部地方を代表するような資料を用いた問題ですが、この問題を例にとって、解答の質を高めていきたいと思います。

①凡人解答、②秀才解答、③天才解答、④神解答の4つの段階で考えてみましょう!

①凡人解答

これはいわゆる「テンプレート解答」です。資料から読み取れる情報だけを記述するシンプルなものです。その書き方はこうなります。

「夏の冷涼な気候を活用して、ほかの地域と出荷時期をずらしている」

これが最もシンプルで、確実に○をもらえる解答を言えるでしょう。ではこれに対して、ほかの解答例はどうなるでしょうか?

②秀才解答

これは解答の中に「核となるキーワード」を挿入する解答です。この場合は、解答の中に「高原野菜」「抑制栽培」などのキーワードを記述することになります。

「夏の冷涼な気候を活用した抑制栽培によって、ほかの地域と出荷時期をずらしている」

このキーワードが1つ入るだけで、採点する高校の先生に「この人はしっかり勉強している」と解答用紙の上でアピールすることが出来ます。もちろんその方が評価は高いですよね。

③天才解答

この場合は、「なぜそのような工夫をしているのか?」という理由を合わせて記述していきます。

「夏の冷涼な気候を活用した抑制栽培によって、ほかの地域と出荷時期をずらすことで高い値段で販売するための工夫をしている

抑制栽培によって出荷時期をずらすのはひとえに、ほかの地域が出荷していないときに出荷することで高い値段で販売できるからですよね。これを合わせて記述するとさらに高評価になるのではないでしょうか。

④神解答

ここまでくると、どのような解答になるかというと、天才解答で記述した理由の仕組みを記述することになります。商品の値段は需要と供給のバランスで決まります。それを期日に組み込んでいくのです。

「夏の冷涼な気候を活用した抑制栽培によって、ほかの地域と出荷時期をずらすことで供給量の少ない時期に出荷し、高い値段で販売するための工夫をしている」

ここまでくると神解答ですね。

高校の先生も舌を巻く解答になると思います。

こうして、「ほかの受験生と自分は違いますよ」「私はしっかりここまで勉強していますよ」というアピールを解答用紙で行うことで、高評価を得ることが出来ますし、ライバルに差をつけることが出来ますね。

記述問題というだけで苦手意識がある人も多いと思いますが、記述問題はアピールのチャンスととらえれば、取り組む姿勢も変わると思います。

ただの凡人ではなく、優秀な受験生であることを解答用紙の上でアピールする。点数で合否が決まる試験ですが、決して点数だけで測れない能力があることを忘れてはいけませんね。

神解答を書けるように精進していくのも楽しいかもしれません。

後は君たち次第です。

今日も元気に、能力無限!!