言葉の力
- 2022.12.19
- ブログ
文責 講師 南
塾生の皆さん、こんにちは
間もなく、冬休みの期間に入り、本格的な受験のシーズンになりますね。
この冬をどう過ごすかで、試験の結果が大きく左右されます。
中3の皆さんは、オプション講座も準備しておりますので、奮ってご参加ください!!
さって、今日は「言葉の力」をテーマに少しお話をさせてください。
世界には様々な言葉があります。
偉大な先人が残した言葉、人気漫画のセリフ、何気ない日常で生まれる言葉。
様々な名言や名台詞がありますが、特に私が感銘を受けた言葉について紹介しましょう。
①進取貫道(しんしゅかんどう)
これは私の母校である岩手県立久慈高校の校是でした。
「自分で選び取った道は、何があっても最後まで貫き通す」という意味でした。
高校生のころは対して意識をしたことはありませんでしたが、人間万事塞翁が馬、何が起こるかわからない世の中において、信じた道を突き進むのは勇気がいることですし、覚悟が必要です。それを教えてくれた言葉でもありました。
②忠実自彊(ちゅうじつじきょう)
この言葉は、岩手では有名な言葉かもしれません。盛岡第一高校の校訓であります。
「自分に与えられた立場を自覚し、信念と尊崇の念をもって物事にあたる」、まさしく今まさに必要とされている言葉だとも言えます。
受験に向けて勉強を進めるのは当然ですが、塾に通うということは、お父さん、お母さんの期待に応えるという責任も伴います。与えられた今の立場を自覚し、合格に向けて精進していきましょう。
③「遂げずばやまじ」
これは県南の一関第一高校の校是です。
「目標をやり遂げるまでは何があってもあきらめず、一心不乱に努力する」という姿勢や意志が込められています。皆さんそれぞれが、目標を掲げて、今まさに努力しているところです。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と安西光義先生もおっしゃっていました。努力は天才に勝る、その気概を持って共に頑張りましょう。
④「天は晴れたり、気は澄みぬ」
これは県北二戸市の福岡高校の応援歌の一説で、慶應義塾大学の応援歌にも採用された曲です。
「努力した先に見る青空は澄み切っており、自分の心も同じく澄み渡っている」
まさしく、努力の成果が実を結ぶ瞬間の胸中でしょう。皆さんの努力は決して無駄にはなりません。
人生において、進級や合格はゴールインではなく、新たなスタートラインに立ったにすぎません。そのスタートを切るときの心の中はぜひともこのようなものであってほしいと思います。
⑤「能力無限」
これは私が教師時代のスローガンでありました。
もともとは岩手県では「伝説の教師」の一人である上原耕太郎先生の掲げた言葉でもあります。この魔法の言葉で、久慈高校から東大・京大に現役合格者を輩出するという信じられない出来事が起こったことも懐かしい思い出です。
私の教師時代にも、このフレーズが登場するエピソードはたくさんあります。いずれお話しする機会もあるかもしれませんが、小学生・中学生・高校生にかかわらず、人間の持つ可能性は無限大です。自分の限界を作るのは自分自身かもしれませんが、それを突き破るのもまた自分自身です。一緒に勉強する仲間や新しい出会いの瞬間に、塾生の皆さんの心に無限のパワーが宿ることを願っています。
偉大な言葉はまだまだあります、紹介しきれません。
「わたしだけですか?まだ勝てると思っているのは」スラムダンク
「ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか」ハイキュー
「俺の敵は、だいたい俺です」宇宙兄弟
「つまずくことが恥ずかしいんじゃない、立ち上がらないことが恥ずかしいんだ」こち亀
「努力した者が報われるとは限らない。しかし、成功した者はすべからく努力している」はじめの一歩
「妥協してちゃ、それなりのもんしか手に入らないぜ?」BECK
今、受験を控えた多くの塾生が、人生で一番勉強する時期に差し掛かっていることでしょう。
そんな時、支えてくれる言葉の力が、最後の希望になるのだと思います。
寒い冬を乗り越え、暖かい春が迎えられるように、日々、ともに精進していきましょう!!