可能性は無限大!!
- 2023.01.30
- ブログ
文責 講師 南
塾生の皆さん、こんにちは。
改めまして、共通テスト、私立入試お疲れ様でした。
ここからは大学入試の二次試験、公立高校入試、そして、各学校の期末テストと試験が目白押しですね。我々、講師陣も塾生諸君が高得点獲得に向けて万全のサポート体制を取ります!
まずは2月から水曜日の定休日を廃止して週7日、がっつり勉強できる環境の提供と、質問対応し放題のサポートをスタートさせます。
皆さんが持っているポテンシャルや可能性は無限大であります!
その無限の力を試験当日に発揮できるように、常日頃から精進していきましょう。
さて、ここで私が中学校の教員時代に出会った、一人の生徒のサクセスストーリーをお話ししましょう。名前をAさんとします、女子生徒でした。
Aさんと私が出会ったのは県南のある中学校に私が赴任した年です。Aさんは中2の1学期の期末テストで、私が担当していた社会科の問題で66点、5教科合計は340点ほどでした。
私、南が作るテストは「難しい」とよく言われます。しかし、難しいのではなく「やっかい」なだけで、しっかり勉強すれば100点が取れる問題を作っているつもりでした。
簡単に言うと、ひっかけ問題が多いだけです。私の性格がよく出ていますね。当時は「実力テストでは点数が取れるのに、南先生のテストでは点数が取れない」などとよく言われました。
しかし、Aさんは社会科が得意科目、というか社会科で点数を稼ぐタイプの生徒でした。そんなAさんの点数が66点、私はAさんの闘争本能に私は火をつけてしまったのです。
ある日、Aさんが私のところに来て、「オススメの勉強法を教えてください。」といいました。私はいくつかの勉強法を提案しました。Aさんはその中から効率的な勉強法を選んで実戦を始めたのでした。
ちなみに、私のオススメの勉強法は、教科書の「音読」です。
小学生だったころ、塾生の皆さんも「音読カード」という訳の分からないものが存在して、国語の教科書を家で音読していたのではないでしょうか?
しかし、音読というのは「教科書の文章を目で見る」「それを声に出して読む」「それを耳で聞く」という3倍の勉強効果のある勉強法です。小学生、特に低学年ではまだ日本語がおぼつかない人もいるので、こうして音読をすることで日本語力を鍛えようとする目的があるのです。
話を戻しましょう。
Aさんは教科書の音読を始めました。国語、社会、英語、理科の教科書を毎日ローテーションで寝る前に音読していたようです。数学は公式を覚えて計算問題をがっつり解くことを重視していたようですが、やはり知識・理解が必要な教科は音読を選んだようです。
そして、2学期の中間テスト。
彼女は私の社会科の出題に苦しんだものの、78点と確実に点数を上げ、5教科合計も400点に乗せました。学年の先生方も驚くほどの点数の伸びでした。彼女は自信をつけます。
もちろん、実技教科も手を抜きません。2学期期末、3学期期末とテストを乗り越えるたびに点数を上げました。
そして、我々、教師陣を驚愕させる事件が起こります。
中3の10月実力テスト、Aさんの5教科の点数の合計が500点。
私の短い教師人生の中でもたった一人しか見たことのない奇跡です。
それも、まぐれではなく、彼女は確信を持って叩き出した点数です。
例えば、英語の問題。「We must adapt to the culture of the country that we visit」を日本語に訳せという問題がありました。解答は「私たちは訪問する国の文化に適応しなければならない」です。
中学校3年生にはとても難しい問題だと思います。
しかし、Aさんの解答には続きがあったのです。
「即ち、『郷に入りては郷に従え』ということである」と。
この答えを見た英語の先生は驚きのあまり、絶句してしまったそうです。Aさんは英語のテストの解答用紙の上で「私は国語もしっかり勉強しています」とアピールしてきたのです。
Aさん曰く、「洋楽や外国の音楽を聴いていただけですww」とのことでした。
我々は背筋が凍る思いを感じましたね。
そして、天下を取ったAさんはそのまま盛岡第一高校に学力推薦で合格してしまいました。
さらに、クラス分けのために受けなければならない高校入試の5教科のテストもトップの成績を取ってしまいました。推薦なのに主席合格です。まったく驚くべき成長です。
まとめましょう。
Aさんは何をしたのでしょうか?
何も特別なことはしていません。
ただ、毎日教科書を音読し、授業を受けて、その日の復習を欠かさず行い、テストに臨む。これだけです。特別な才能があったわけでも、塾に通っていたわけでもありません。
「ちょっとだけ工夫すれば、効率的な勉強は自分一人でもできてしまう」ということを実践しただけです。難しいことではありませんね。
なにも、塾生の皆さん全員に「Aさんのようになれ」と言っているのではありません。
勉強には得意・不得意があるのが当然ですし、勉強の仕方は人それぞれです。それをサポートするのが、私たち学習塾の使命でもあります。
勉強の主戦場はあくまで学校。しかし、学校だけで勝負できる人がすべてではありません。その勉強を補完する場所は必要でしょう。
そんな場所になれたら、私たちトップノートの講師陣も幸せです。
皆さんの可能性は無限大です。それは断言できます。
あとはどのようにアプローチするか、いかに勉強を楽しむかです。
結果を出さないと認めてくれない、今の社会は厳しいです。しかし、裏を返せば、たくさんのポイントをゲットすれば勝てるゲームであるともいえます。
皆さんの無限の力を引き出し、ともに夢をつかみ取る!
トップノートがそんな場所になれれば最高ですね。
今日も心に、能力無限!!